スマートフォン JavaScript ユーザーエージェント振り分け

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スマートフォン JavaScript ユーザーエージェント振り分け

JavaScript

2011.08.18

この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。

JavaScriptを用いて、「ユーザーエージェント」の振り分けの方法です。

ユーザーエージェントとはwebブラウザーや検索エンジンのクローラーといった

webサイトへアクセスするプログラムのことをいうのですが、

web制作では一般的に「webブラウザーがHTTP通信時にサーバーへ送信する固有の文字列情報」

のことを指します。

iPhone 、iPadのユーザーエージェント

iPhone4 :iOS4

Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 4_0 like Mac OS X; en-us) AppleWebKit/532.9 (KHTML, like Gecko) Version/4.0.5 Mobile/8A293 Safari/6531.22.7

iPhone3G/3GS : iOS4

Mozilla/5.0 (iPhone Simulator; U; CPU iPhone OS 4_0 like Mac OS X; en-us) AppleWebKit/532.9 (KHTML, like Gecko) Version/4.0.5 Mobile/8A293 Safari/6531.22.7

iPad :iPhoneOS3.2

Mozilla/5.0 (iPad; U; CPU OS 3_2 like Mac OS X; en-us) AppleWebKit/531.21.10 (KHTML, like Gecko) Version/4.0.4 Mobile/7W367a Safari/531.21.10

iPhone3G : iPhoneOS3.1.3

Mozilla/5.0 (iPhone; U; CPU iPhone OS 3_1_3 like Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/528.18 (KHTML, like Gecko) Version/4.0 Mobile/7E18 Safari/528.16

これらの文字列を取得し、javascriptを用いて振り分けを行います。

JavaScriptでは

navigator.userAgent

で取得できます。

取得したユーザーエージェント文字列に「iPhone」「Android」が含まれているか？

をindexOf()メソッドで判断します。

まず、iPhoneかどうか

1.ユーザーエージェント取得 iPhone

例

if(navigator.userAgent.indexOf('iPhone') > 0){
alert("あなたのデバイスはiPhoneです。");
}else{
alert("あなたのデバイスはiPhoneではないです。");
}

indexOf()メソッドは、指定したキーワードを発見すると文字列中の位置を、

発見できないと「-1」の数値を返します。

これを利用し、値が０より上であればキーワード発見（iPhoneでのアクセス）

と判断できます。

iPhoneだと0以上、他デバイスだと-1の値

２.ユーザーエージェント取得 iPhone or Android

デモページ

続いて、Androidかどうかも navigator.userAgent.indexOf(‘Android’)で取得できます。

例：

if(navigator.userAgent.indexOf('iPhone') > 0){
alert("あなたのデバイスはiPhoneです。");
}if(navigator.userAgent.indexOf('Android') > 0){
alert("あなたのデバイスはAndroidです。");
}if(navigator.userAgent.indexOf('iPhone') == -1 && device.indexOf('Android') == -1){
alert("あなたのデバイスはiPhoneでもAndroidでもないです。");
}

iPhoneの場合は indexOf(‘iPhone’)の値は0以上、

Androidの場合はindexOf(‘Android’)の値は0以上、

どちらでもない場合はindexOf(‘iPhone’)、indexOf(‘Android’)の値はともに-1となります。

デモページ

最後にiPod touchも含め、iPadを含めないスクリプトの方法です。

iPadはディスプレイサイズが大幅に異なるためスマートフォン同様の表示だと逆に見づらくなってしまうことがあるためPC同様の扱いで振り分けを行います。

iPod touchはiPhone,Android端末と同じ様な表示が実現できるため、同じ「スマートフォン」という括りにします。

iPod touchのアクセスでは「iPod」というキーワードが含まれるのが特徴です。

また、iPadのユーザーエージェント文字列にはキーワード「iPad」しかないので問題はないのですが、初期のiPadのユーザーエージェント文字列では

「iPhone OS」というキーワードが含まれていました。

このキーワードiPhoneという文字列を取得し、iPhoneだと誤認識するのを避けるようにスクリプトを記述します。

var device = navigator.userAgent;
if((device.indexOf('iPhone') > 0 && device.indexOf('iPad') == -1) ......

短縮するため var device = navigator.userAgent;で変数deviceに代入しております。

iPhoneの値が0以上かつiPadの値が-1 の時「iPhone」

3.ユーザーエージェント取得スマートフォン

例：

var device = navigator.userAgent;
if((device.indexOf('iPhone') > 0 && device.indexOf('iPad') == -1) || device.indexOf('iPod') > 0 || device.indexOf('Android') > 0){
alert("あなたのデバイスはスマートフォン（iPod touchを含む）です。");
}else{
alert("あなたのデバイスはスマートフォン（iPod touchを含む）ではないです。");
}

さらにiPodの値が0以上の時、Androidの値が0以上の時

いずれかの条件の時「スマートフォン」と判別します。

jQueryも含めたデモはこちらから。

デモページ