Ubuntu 18.04 LTSで OpenGL開発
2019.05.20
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どもです。
今回もOpenGl周りなのですが、常日頃Macメインで開発している私ですが、去年は結構衝撃的なニュースが発表されましたね。
というのも、2018年6月にAppleは、macOS 10.14 MojaveにおけるOpen GL /GL ESとOpenCLの扱いは、非推奨になり、今後は、独自の3DグラフィックスAPI、MetalおよびMetal Performance Shadersの利用を推奨する方向となりました。
となり、マジかよApple!?状態になったのは記憶に新しいです。
そんなこんなでAppleに対する忠誠心も昔ほどなくなり、最近ではAndroidや、Linux周りを扱うようにもなってきました。
でもそもそも、OpenGLも枯れてきた技術なわけで、API設計は徐々に陳腐化してきていることもあって、ベンダーそれぞれが離れていく傾向もあるのですが、クロスプラットフォーム開発を行った点もあって、それでもやっぱりOpenGLを扱いたい。
というか、Ubuntuでも開発したいので、今回はUbuntu 18.04 LTSにインストールしていきます。
インストール
何はともあれ、いつものapt updateコマンドを実行。
$ sudo apt update $ sudo apt upgrade[code] GLUT ( freeglut)をインストールしていきます。 [code]$ sudo apt-get install freeglut3 freeglut3-dev
続いてMesa 3Dの開発パッケージをインストールしていきます。
$ sudo apt-get install libglu1-mesa-dev mesa-common-dev
インストール完了しましたら、空のウィンドウが起ち上がる様にコーディングを行います。
main.cpp
#include <GL/glut.h> void display(void) { } int main(int argc, char *argv[]) { glutInit(&argc, argv); glutCreateWindow(argv[0]); glutDisplayFunc(display); glutMainLoop(); return 0; }
上記のソースを作成しましたら、コンパイルを行いましょう。
コンパイル
以下の g++コマンドでコンパイルを実行します。
$ g++ -Wall -Weffc++ -o glut_main main.cpp -lglut -lGLU -lGL
glut_mainのバイナリファイルが作成できますので、実行。
$ ./glut_main
すると、空のウィンドウが起ち上がります。
キター。
freeglut の場合は, g++ コマンドに -lglut -lGLU -lGL というオプションを追加するだけでコンパイルできます。
Ubuntuで、OpenGL開発できそうですね。
次回は、ウィンドウに描画や、libglfw3などインストールしてレンダリングしていきます。