関数を使って見積書を作る③ 【VLOOKUP関数】その一
2012.05.25
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
今回はExcelでよく使う関数の一つ、【VLOOKUP関数】についてです。
VLOOKUP関数を使う利点
得意先の名称には、株式会社の位置やカタカナとひらがなの使い分け、
アルファベット表記の方法など、間違いやすい箇所が多数あります。
得意先一覧表を作成し【VLOOKUP関数】を使って得意先を参照するようにすれば、
打ち間違いを防ぐことができます。
得意先の名称などをまとめたシートを作る
まずはもう一つ、得意先一覧のシートを作成します。
※クリックで拡大
得意先コードの数字で得意先名などを参照するようになります。
データは必ず横に並ぶように作成しましょう。
得意先一覧のシートからVLOOKUP関数を使って得意先名を参照する
②【関数の挿入ダイアログボックス】が表示されるので【VLOOKUP】を選択し【OK】をクリック
VLOOKUP関数の【関数の引数ダイアログボックス】が表示されます。
検索値、範囲、列番号、検索の型、それぞれに適切な値を入力していきます。
入力方法
①検索値 =【L5】
L5のセルをクリックすればOKです。
②範囲 =【得意先一覧!$B$3:$E$7】
Excel内の一番下にあるシート見出しの【得意先一覧】をクリック。
ダイアログボックス内に得意先一覧!と表示されたと思います。
同時に、シートも【得意先一覧】のシートに切り替わっていますので、
次にB3セルからE7セルまでドラッグし、F4キーを押します。
得意先一覧!$B$3:$E$7となったはずです。
③列番号 =【2】
列番号は、②範囲でB、C、D、Eの4列を選択した中から、欲しい情報の列を選択する処理です。
得意先の名称は2列目、Cの列に書き込まれているので2となります。
④検索の型 =【0】または【FALSE】
検索の型はFALSEとTRUEの2種類だけです。
FALSE=完全一致型 ※Excelでは数字の0=FALSEとなります。
TRUE=近似値型 ※Excelでは数字の0以外=TRUEとなります。
例 2 ‐1 どちらもTRUE
最終的に↓のようになればOKです
検索値(コード番号など)に合致するデータを検索参照する
あとはL5セルに表示させたい得意先のコード番号を打てば
得意先名称が自動で表示されるはずなのでL5セルに番号を打ってみましょう。
得意先一覧の得意先コード番号1の2列目を表示しています
今回は以上です。