BASIC言語で 3DSのゲーム作成できる「プチコン3号」SMILE BASICを買ってみました。
2015.10.20
この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。
BASIC言語とは、1970年代以降のコンピュータで広く使われた、手続き型プログラミング言語であり、
その言語を用いて3DSのゲームが作れる、ゲーム(?ソフト)「プチコン3号」とやらを買ってみました!
「プチコン3号」SMILE BASIC
http://smileboom.com/special/ptcm3/
購入は「ニンテンドーeショップ」からダウンロード購入で購入できます。
値段も1,000円ということで、お昼ご飯をちょっと我慢すれば買えるお手頃な値段。
発売は去年の11月だったのですね。
といったわけで、バリバリBASIC言語を書くつもりはあまりなかったのですが、興味本位で買ってみました。
ダウンロード完了したら早速、起動しましょう。
デモファイル確認
「プチコン3号」を起動すると、このような画面が表示すると思います。
TOP MENUを見るといろいろとありますが、まずは「サンプルを見る」でサンプルを確認してみたいと思います。
「Webプチコン入門」は、入門用のwebページが表示しますので、スマホやPCなどで確認した方が見やすかったりします。
デモファイル内 収録ゲーム
「サンプルを見る」をクリックすると、このような感じでファイルが表示します。
ファイルを選択して「決定」をタッチすると動作を確認することができます。
下の方にスクロールして進めると、サンプルゲームファイルが出てきます。
「GAMExxx」と、なっているのがサンプルゲームファイルとなります。
「GAME1DOTRC」は、パックマンみたいなゲームとなっています。
「GAME2RPG」は、RPGなんですが、ウィザードリィみたいな3D RPGとなっています。
「GAME3JUMP」は、ジャンプメインのアクションゲーム。
「GAME4SHOOTER」は、上下画面を使った縦スクロールシューティングゲーム。
「GAME5VS」は、剣を使った格闘ゲーム。
「GAME6TALK」は、トークゲーム。声がちょっと気持ち悪いw
「GAME7EXPAD」は、拡張スライドパッドを使ったゲーム。
当方は拡張スライドパッドを持っていないので、楽しめませんでした。
と、サンプルだけでも様々なゲームが収録されています。
ファイルアップロード、ダウンロード、公開キー
「プチコン3号」で作ったゲームは、ネットワークに接続してファイルをスマイルブームサーバーに保管することができます。
また、他人がアップしているゲームも公開キーが公開されていれば、公開キーを入力してダウンロードすることができます。
ファイルのアップロード、ダウンロードは、以下の「作品公開とダウンロード」から。
「公開キーを使ってダウンロード」は公開されている「公開キー」を入力することによってダウンロードすることができます。
公式に公開されている公開キーで様々なデータをダウンロードできますのでしておくと良いでしょう。
公式公開キー
http://smileboom.com/special/ptcm3/publickey/
ダウンロード後は「作品を見る」から確認できます。
本格的なシューティングゲームや、トランプライブラリなどもあります。
画像は、スプライトがうじゃうじゃ出てくるサンプル。
3D表示で奥行きも感じることができ、なおかつ当たり前ですがこんだけのスプライトでも処理落ちしないですね。
自作BASIC作成
と、遊んでばかりでしたが、このゲームのメインであるBASIC作成に触れてみましょう。
「SmileBASICでプログラムを作る」を選択し、プログラム入力画面へと。
上画面にコンソール画面、下画面にキーボードが表示します。
何気にこちらの「SMILE」キーを押してみると、
また、色々と表示しましたw
効果音の確認だったり、スプライトの作成も出来たり、何処までできるのだw
さすがにここまで書いているとかなりのボリュームになりそうなので、割愛させていただきます。
サンプルソース作成
とりあえず、公式サイトに書かれている5行ほどのソースを書いていきたいと思います。
キーボードの左下の「DIRECT」キーでDIRECTモードに切り替え、「EDIT」キーで、EDITモードに切り替えとなります。
DIRECTモードは、コンピューターに命令を直接与えるモードで、
EDITモードは複数の命令を書いていくモードとなります。
ファイルを作成する場合はEDITモードで作成していきます。
早速、EDITモードに切り替えていこうと思うのですが、
サンプルなどを起動した後、こちらを開くと最後に開いたサンプルファイルのソースが残っていたりします。
(とても参考になるので確認をお勧めします。)
この場合は、一度DIRECTモードに切り替え、
NEW
を入力し、リターンキーを押すことによって真っさらなファイルの作成を行うことができます。
逆にloadしたいと思って
LOAD "サンプルファイル名
を入力したが、loadはできなかった。。
loadはできないのかな。。追って調べます。
とりあえず、こちらの
http://smileboom.com/special/ptcm3/
「とりあえず、やってみる」項目を
とりあえずやってみるw
ほんとシンプルなコードです。
SPSET 0,501 WHILE 1 TOUCH OUT I,X,Y IF I THEN SPOFS 0,X,Y WEND
5行の超シンプルなコード。
キーボードで入力すると、きちんと補完も出てきて
全部入力しなくても良いから非常に楽。
EDITモードで上記のとおりに入力したら、DIRECTモードに切り替え
RUN
で、プログラムを実行します。
すると、キャラクターが表示され、
画面下をタッチすると、タッチした座標にキャラクターが移動します。
晴れて、BASICデビューですねw
BASIC 命令表
と、さすがにそれだけではゲームは作れませんので、その他は公式ページに載っている
BASIC命令表や電子説明書を参考にしていただければと思います。
BASIC命令表
http://smileboom.com/special/ptcm3/reference/
電子説明書
http://smileboom.com/special/ptcm3/e-manual/
より、「プチコン3号」について知りたいって方は、ガイドブックなども発売されておりますので購入するのも良いかと思います。
プチコンマガジン創刊号
もっとサンプルゲームを遊びたい!!って方は、
34+1のソフトがつまった、
「プチコンマガジン創刊号」というソフト(?)も「ニンテンドーeショップ」からダウンロード購入することができます。
お値段もなんと、300円と、缶コーヒーちょっと我慢すれば買える良心的な値段。
こちらは、「プチコン大喜利」といった、プチコンで作られたゲームのコンテストの作品などが収録されており、
とても楽しい内容となっております。
http://smileboom.com/special/ptcm3/ogiri4/
詳細
http://smileboom.com/special/ptcmmag1/
更に
来年には、WiiU版「プチコンBIG」が発売されたり、
冬のコンテンツとして、パックマンやらマッピーやらあのキャラたちが使えたりと、
これからも目が離せない感じとなってますね!
ファミ通記事
http://www.famitsu.com/news/201510/17091001.html
MacでもBASICを
3DSだけではなく、
MacなどでもBASIC言語を書きたい!!って方は
こちらの「Chipmunk Basic」をダウンロードすると良いでしょう。
Chipmunk Basic
http://www.nicholson.com/rhn/basic/
ターミナルでサクッと書くことが可能です。(詳細はいつかの機会で)
おわり
と、BASIC言語を使って3DSで遊べるゲームプログラムを作成できるソフト「プチコン3号」についてでした。
音楽でいうと、レコードを楽しむように、昔の言語であるBASIC言語に触れてみるのも良いのではないでしょうか。
ではでは。